地震波形再現試験の受託試験事例
試験概要
目的
観測された地震波形データを3軸対応の振動試験機で再現し、供試品の挙動を確認するため。
供試品
段積みした荷山、W1000×L1200×H3920mm、400kg
試験条件
【目標波形】観測波形(例:兵庫県南部地震波)
【地震波名】新潟県中越地震波、兵庫県南部地震波、東北地方太平洋沖地震波
【加振方向】NS・EW・UDの3方向同時加振(※イメージ図あり)
※再現波形は無負荷の状態で装置能力範囲内に加工した波形を100%とし、加振レベルを10・30・50・70%に設定して実施。試験回数は計74回実施。振動台へのセッティングは23回実施。
本件の事例について
本件は、試験機の能力内に変位制限して実施しているが、2013年3月弊社東京テストラボに大振幅耐震試験装置が導入したので、現在では変位制限なしに過去に発生した地震波及び各耐震試験規格で実施可能である。
測定状況のイメージ
試験状態イメージ図
試験メモ
使用試験設備
振動試験装置:TS-1000-10L
振動制御器:K2 ソフトウェア BMAC
拡張テーブル:合板で作成(TTL/ATC フォーク所有)
その他準備:転倒防止柵の設置(設置及び撤去作業に各1日必要)
試験使用期間/作業時間
35時間/2日
(転倒防止柵の設置・撤去日数は含まず)