Case study 事例

NAS3350(米国航空規格) ねじ緩み試験の受託試験事例

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  • 正弦波試験(共振点探査)
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  • 米国航空規格3350

試験概要

目的

NAS(NATIONAL AERO SPACESTANDARD)3350【米国航空規格3350】に基づいたねじ緩み試験を実施するため。

供試品

ボルト、ナット

試験条件

(1)振動数 :30Hz(1750 ~ 1800cpm)
(2)振幅  :11.43mmp-p(11.43±0.381mmp-p)
(3)振動回数:30000cycles(約17分)
(4)供試品であるボルトとナットは、試験治具に空けた長穴内にカラーとワッシャーを取り付けて締結させる。
この際指定のトルクにて締結させる。
ボルトとナットを締結した試験治具を振動台に取り付けて、ボルトとナットにマーキングを施す。

その他

試験は、お客様立会いの元で実施。振動台はレーザー変位計を用いて、上記の試験条件を制御する。加振終了後に、お客様のボルトとナットの状態確認(緩みや破損の有無)を受けて試験完了。
※NAS3350で規定されている前処理は実施していない。
※M6~M27までは実施実績あり。
※1回に3個まで同時加振可能(M22まで)。半日で4回程度試験が可能。

試験状態イメージ図

試験メモ

使用試験設備

振動試験装置:i240/SA3M/H6
振動制御器:K2 ソフトウエアSine
垂直補助テーブル:TBV-550S-i20-M

試験使用期間/作業時間

3時間/半日