TestLab 受託試験

コネクタ信頼性評価試験

コネクタ評価とは

近年、自動車の電動化(EV)や自動運転技術の進展により、
コネクタにはかつてないほどの高信頼性が求められています。デバイスの小型化・高密度化が進む中で、わずかな接触不良や端子の変形が、
システム全体の致命的な故障やリコールへと直結するリスクを孕んでいるからです。

IMVのコネクタ評価サービスでは、JIS/IECなどの国際規格に準拠した試験から社内規格まで、専門エンジニアが検証をサポートします。

単なる試験データの提供に留まらず、不具合発生時の原因究明から対策アドバイスまで、お客様の製品品質を支えるパートナーとして、
ワンストップの受託試験ソリューションを提供いたします。

コネクタ評価の種類

基本試験: コネクタの基本的な性能を確認するための試験。

環境試験: コネクタが使用される環境条件下での信頼性を評価するための試験。

主な規格

規格 特徴・主な試験対象
JIS C 5402
/IEC 60512
コネクタ試験のバイブル。挿抜力、接触抵抗、機械的寿命などの基本測定手順を規定
JIS C 60068
/IEC 60068
部品全般の環境ストレス試験。高温・低温、塩水噴霧、振動、腐食ガスなどの試験条件(温度や時間)を定義
ISO 16750 車載部品の標準規格。エンジンルーム等の過酷な熱、振動、化学液体(ガソリン等)、塩水凍結などをカバー
ISO 20653
/JIS D 5020
IP等級(IP6K9K等)の判定基準。耐じん試験や高圧洗浄(高水圧噴射)試験の装置や噴射圧力を規定
AEC-Q200
/Q100
車載電子部品の信頼性設定規格。熱衝撃や高温試験など、設計に必要な一連の試験セットを規定
EIA-364 主に北米の産業機器・通信分野で参照される。コネクタの物理的・電気的性能試験を網羅
MIL-STD-202
/810
軍用規格(ミルスペック)。極限状態での熱衝撃、衝撃、高度試験など、民生用より厳しい条件を規定
JASO D616 日本自動車技術会規格。国内メーカー間の共通基準として、耐こじり性や端子保持力などを規定

JIS規格: 日本産業規格(Japanese Industrial Standards、旧称:日本工業規格)。産業標準化法に基づいて制定される規格で、日本の国家規格の一つ。

IEC規格: 国際電気標準会議(International Electrotechnical Commission、略称:IEC)が定めた規格。電気工学、電子工学、かつそれらに関連した技術に関して国際的に作成されており、その一部は国際標準化機構(ISO)と共同で開発されている。

IMVのコネクタ試験の特長

  • 規格準拠から過酷な実使用環境まで、あらゆる評価に対応

    「基本試験」はもちろん、各種「環境試験」まで、幅広い試験メニューを網羅しています。
    JIS/IECといった公的規格への適合性評価から、車載や産業機器特有の厳しい社内規格に基づいたカスタマイズ試験も実施可能です。

  • 数値データに「知見」を添える、専門エンジニアの評価アドバイス

    単に試験機を動かし、データを取るだけの試験所ではありません。 コネクタ評価専門のエンジニアが、試験方法の選定から結果の解釈まで並走します。
    得られた数値が何を意味するのか、製品の信頼性向上にどう活かせるのか、で具体的なアドバイスを差し上げます。

  • 不具合の「なぜ」を逃さない。NG原因の徹底追及と柔軟なレポート

    万が一、試験中にNGが発生した場合もご安心ください。表面観察や断面解析を通じた原因調査・特定を行い、次期設計に活かせる詳細な報告書を作成します。
    また、社内提出や顧客報告にそのままお使いいただけるよう、貴社指定フォーマットでの報告書作成にも柔軟に対応。お客様の事務工数を大幅に削減します。

  • 治具製作から最終評価まで、迷いをゼロにするワンストップサービス

    「試験条件の決め方がわからない」「複雑な形状で治具が作れない」といった段階からご相談いただけます。 試験計画の立案、専用治具の設計・製作、そして最終的な評価試験まで、すべての工程をIMVが窓口となって完結。複数の業者を管理する手間を省き、開発納期の短縮とコスト最適化を同時に実現します。

委託可能なコネクタ試験

試験項目 主な評価対象部位 試験内容の概要(確認事項) 主な準拠規格(例)
コネクタ繰返しかん合離脱試験 端子(接点部)、ハウジング 規定の回数(数十〜数千回)抜き差しを行い、
端子の摩耗、接触抵抗の変化、挿抜力の維持
JIS C 5402-13-1
IEC 60512-9-1
耐衝撃試験 嵌合固定部・内部端子 動作中または輸送中の衝撃を想定し、
パルス状の加速度を加える。
瞬断(一時的な通電途切れ)や破損
JIS C 60068-2-27
IEC 60068-2-27
落下衝撃試験 ハウジング(外装) 製品を一定の高さからコンクリート床等に落下させ、
ハウジングの割れや嵌合(かんごう)外れがないか
JIS C 60068-2-31
IEC 60068-2-31
耐こじり性試験 端子・ガイド部 斜め差しやこじりながらの挿入に対する端子の変形、
ハウジングの強度
各社個別規格
JASO D616
誤かん合試験 ハウジング・端子 逆差しや異種コネクタとの接触時に、
端子が損傷したり異常通電したりしないか
各社個別規格
IEC 61076
高温放置試験 樹脂・バネ端子 高温環境下に長時間さらし、
樹脂の熱変形、接触抵抗の増大、バネ弾性の衰え(応力緩和)
JIS C 60068-2-2
ISO 16750-4
低温放置試験 樹脂・ゴムパッキン 極低温環境下での樹脂の脆化(脆さ)や、
ゴムパッキンの硬化によるシール性低下
JIS C 60068-2-1
ISO 16750-4
熱衝撃試験 ハウジング・端子 高温と低温の槽を短時間で移動させ、
急激な温度変化によるクラックやシール部の剥離、
接点の微摺動摩耗
JIS C 60068-2-14
MIL-STD-202
温度・湿度サイクル試験 絶縁物・接点部 温度と湿度を周期的に変化させ、
吸湿による絶縁抵抗の低下や結露の影響
JIS C 60068-2-38
IEC 60068-2-30
高温高湿試験 全般(特に接点・回路) 高温多湿(例:85℃/85%RH)で連続運転し、
腐食や絶縁劣化、マイグレーションの有無
JIS C 60068-2-78
IEC 60068-2-78
複合環境試験 接点部・保持部 振動、温度変化、通電などを同時に負荷し、
より実使用環境に近い複合的なストレスを与える
ISO 16750-3
MIL-STD-810
塩水噴霧試験 金属露出部(端子・殻) 塩水を噴霧し、金属部の腐食(錆)やメッキの剥がれ、
塩化物の析出による接触不良
JIS Z 2371
ISO 9227
高水圧噴射試験 シール・嵌合面 高圧洗浄(スチームクリーナー等)を想定し、
水の浸入を防ぐ防水性能(IPX9Kなど)
ISO 20653
JIS D 5020
塩水凍結サイクル試験 全般(隙間部) 塩水浸漬と凍結を繰り返す。
寒冷地の融雪剤による腐食と体積膨張による破壊をシミュレート
ISO 16750-4
各社車載規格
結露試験 基板接続部・接点 急激な温度変化で意図的に結露を発生させ、
リーク電流や回路の短絡が発生しないか
ISO 16750-4
BMW GS 95024等
耐化学液体試験 樹脂・ゴム・表示印刷 オイル、ガソリン、洗浄剤などの薬品が付着した際の、
樹脂の膨潤・ひび割れ(ケミカルクラック)
ISO 16750-5
JIS D 0204
耐じん試験 摺動部・接触部 砂塵(パウダー)が舞う環境下で、
接触不良や可動部の作動不具合が起きないかを確認(IP5X/6X)
JIS C 60068-2-68
ISO 20653
アンモニア試験 銅合金(端子材料) アンモニアガス雰囲気下での銅合金の応力腐食割れや、
接触部の化学変化を確認
JIS C 60068-2-11
ISO 6988
腐食ガス試験 接点めっき(金・銀等) 二酸化硫黄(SO₂)や硫化水素(H₂S)ガスにより、
端子接点部の腐食や接触抵抗増大を確認
JIS C 60068-2-42
JIS C 60068-2-43

担当エキスパート

浅野俊幸

IMV株式会社テストラボ事業本部

大手自動車部品メーカーにて、コネクタ開発に従事したキャリアを持つ。
これまで数多くのコネクタ評価試験に携わり、JIS/IEC規格に準拠した試験の実施はもちろん、製品特有の不具合事象に対する解析支援を得意とする。単なる合否判定に留まらず、NG⁨⁩発生のメカニズム解明や最適な試験治具の提案まで、エンジニアの視点でのトータルサポートが強み。

試験所認定

ISO/IEC17025マーク

「試験所認定」ISO/IEC17025(JIS Q 17025)認定取得済

動電式振動試験装置で国内トップのIMV株式会社は、振動・衝撃試験の受託業務を実施しているテストラボ6拠点において、試験所の試験・校正を行う能力を規定した国際規格である「ISO/IEC17025(JIS Q 17025)」に準拠した品質マネジメントを構築し、公益財団法人日本適合性認定協会(JAB)から認定を受けております。

ISO27001マーク

「情報セキュリティー」ISO27001認定取得済

情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格『ISO27001』の認証を2014年12月1日付で取得しております。今後もお客様の重要な情報を保護するために、全社をあげた活動に取り組んでまいります。

お問い合わせ

下記必要事項をご入力の上、入力内容を確認ボタンを押して、入力内容を確認後、送信ボタンを押して下さい。

フォームが表示されるまでしばらくお待ち下さい。

恐れ入りますが、しばらくお待ちいただいてもフォームが表示されない場合は、こちらまでお問い合わせください。