Report 振動の豆知識

なるほど!EMC試験

EMC試験とは

「電気・電子製品の電磁波(ノイズ)に関する試験」のことです。
EMCとは、「複数の電子機器が混在する環境下で、互いに電磁的な影響を与え合わず、問題なく動作する性能」のことを指します。EMC試験は、以下2つの試験で構成されています。

  • エミッション(EMI)試験

    出ている電磁波が規格で決められた範囲内に収まっているかを評価する。

  • イミュニティ(EMS)試験

    電磁波による誤動作の起こりやすさを評価する。

エミッション(EMI)試験とイミュニティ(EMS)試験

エミッション(EMI):外部へ電磁的な影響(ノイズ)を与えないこと
イミュニティ(EMS):外部からの電磁的な影響(ノイズ)を受けても誤動作しないこと
この2つを併せて、EMC(電磁両立性)といいます。

なぜEMC試験が必要なのか

この電磁波の干渉により、他の電子機器の誤作動を引き起こしたり、逆に他の機器から発生する電磁波を受けて機能障害又は破壊などを起こすことがるからです。
電気・電子製品は、動作した際に何らかの電磁波が発生します。
身近な電磁波障害の例としては、「ラジオに雑音が入る」「テレビの映像が乱れる」が挙げられます。
電気・電子製品を製品化する際には、電磁波の発生による悪影響を与えないことを確認し、電磁波による影響を受けない耐性をもっている事を確認するEMC試験をする必要があるのです。

電磁波による影響テストのイメージ図

EMC試験の流れ

  • STEP

    01
  • STEP

    02

    STEP02

    問い合わせ内容のヒアリング

    適合規格及び必要な試験を確認。

    • EMC試験の実施方法(自主測定、依頼測定、オンサイトなど)
    • 対象物の詳細(サイズや重量)
    • EMC試験条件(電源条件や消費電力)
    • 適合規格
  • STEP

    03

    STEP03

    試験見積&申し込み

  • STEP

    04

    STEP04

    EMC試験実施

    サンプルを事前送付もしくはご持参ください。

  • STEP

    05

    STEP05

    レポートの発行
    (EMC TEST Report)

    EMC試験結果に関するレポートを発行します。

  • STEP

    06

    STEP06

    各種手続きの支援および代行

    • 1 EMC指令対応の技術資料の作成・アドバイス
    • 2 各国認証機関への認証取得代行

EMC試験規格一覧

  • 一般EMC

    試験名 対応規格
    エミッション試験 放射エミッション CISPR11, CISPR32, FCC Part15B, IEC/EN61000-6-1, 3 ETSI EN 301 489-1, etc
    伝導エミッション(電源)
    伝導エミッション(信号)
    高調波 IEC/EN61000-3-2
    フリッカー IEC/EN61000-3-3
    イミュニティ試験 ESD IEC/EN61000-4-2
    放射イミュニティ IEC/EN61000-4-3
    ファストトランジェントバースト IEC/EN61000-4-4
    サージ IEC/EN61000-4-5
    電源周波数磁界 IEC/EN61000-4-8
    電源瞬断/ディップ IEC/EN61000-4-11
製品 規格 特徴 Special
CISPR 25 (EMI), ISO 11452-2 (ALSE/レーダーパルス),
ISO 11452-3 (TEMセル), ISO 11452-4 (BCI)
  • 国内外の各種
    メーカースペック対応
  • High Voltage 可能
マツダ認定
ISO 11452-5(ストリップライン),ISO11452-8(磁界放射イミュニティ),ISO 11452-9(アンテナ近接), ISO 10605(静電気)
ISO 7637-2, 3(過渡試験), トリプレートライン試験, G-TEM セル試験,方形波ノイズ(インパルス),人体暴露(ICNIRP ガイドライン)
ECE Regulation 10(Annex10),
正サージ試験, 負サージ試験, 耐誘導ノイズ試験 等
IEC/EN 60945、IACS UR E10
船級協会各種規格対応(ABS, Class NK, DNV, KR 等)
振動 / 温度 / 塩水噴霧 /IPも同時対応 (範囲限定) 船級協会への型式申請代行
IEC 62236-3-2, IEC 62236-4, EN 50121-3-2,
EN 50121-4, JIS E 5006
振動 / 温度も同時対応 特殊試験要求にも対応
IEC/EN 61000-6-1, IEC/EN 61000-6-2,
IEC/EN 61000-6-3, IEC/EN 61000-6-4,
IEC/EN/JIS 61326-1
  • 大型装置のオンサイトテスト
  • 韓国 KC
    自己登録手続き可能
各種個別規格も対応可能
KN/KS C 61000-6-1, KN/KS C 61000-6-2,
EN/CISPR 55011
VCCI, CISPR 22/24/32/35, EN 55032/55035,
FCC Part 15B, ICES-003, CISPR 14-1/2,
EN 55014-1/2
電気用品安全法対応可能 FCC/IC 申請代行
EN/IEC 61000-3-2, 3-3
MIL 規格(MIL STD-461 各版),
NDS(防衛)規格 ,RTCA DO-160,
SSP 30237, SSP 30238 等
エミッション、
イミュニティ試験ともに
最大 40GHz まで対応
40GHz 対応
EN 301 489-1, EN 301 489-3, EN 301 489-14,
EN 301 489-17, 高周波利用設備
電波法高周波利用
設備申請代行可能
世界各国電波法
認証試験対応
無線試験代行
日本電波法、電気通信事業法対応。
世界各国の電波法認証に対応
IEC/EN 60601-1-2 及び 個別規格 (JIS にも対応) 幅広い個別規格に対応可能 各国の医療機器認可サポート

電子機器における海外の法規制

日本から海外に電子機器や無線機器などを輸出する場合、輸出先の国の法規制によってEMC試験、無線試験および安全試験の要求事項が法規制化されており、対象国の規格・規制への適合が必須となっています。
輸出先によっては、EMC・安全・無線認証が必要であったり、安全認証のみであったり、その対応は国や地域によりさまざまです。

IMVのEMC試験施設「e-TCJ」は、これらの認証・取得を強力にサポートします。各国機関とのやりとりに関わる企業ご担当者の負担を軽減します。

国別の電子機器規制

e-TCJでは全ての規制の認証・取得が可能です。

  • 日本 電気用品安全法、電波法、電気通信事業法、薬事法、VCCI ※自主規制
    アメリカ FCC、NRTL
    カナダ ISED
    EU CEマーク
  • 中國 CCC、SRRC、NAL
    台湾 BSMI、NCC
    韓国 KC/KCs

IMVの高品質なEMC試験

EMC試験は電磁波という目に見えないものを測定するため、高い技術力が必要となります。

IMVの試験拠点の1つであるe-TCJでは、自動車(EV)に加えて、航空宇宙・防衛・医療機器などの製品に必要なEMC試験を、
キャリア20年以上のスタッフが管理・試験いたします。
EMC 試験や認証、認定に関わることはお気軽にお問い合わせください。

「e-TCJ」が選ばれる理由:次世代製品の信頼性を支える4つの強み

  • 環境試験のワンストップ対応

    ワンストップ複合環境評価
  • 最先端・高スペック設備

    最先端・高スペック設備
  • 経験豊富なエンジニア

    経験豊富なエンジニアと権威性
  • 国際的信頼性と認証サポート

    国際的信頼性と認証サポート

お役立ち資料

お問い合わせ

下記必要事項をご入力の上、入力内容を確認ボタンを押して、入力内容を確認後、送信ボタンを押して下さい。

フォームが表示されるまでしばらくお待ち下さい。

恐れ入りますが、しばらくお待ちいただいてもフォームが表示されない場合は、こちらまでお問い合わせください。

EMC試験の用語説明

放射エミッション 外部へ放射される電磁界が規格限度値を超えていないか評価
伝導エミッション 試験品の電源ハーネスに重なる伝導ノイズが、規格限度値を超えていないか評価
ALSE (アンテナ照射法) 電界結合による照射試験を行い、誤動作や耐性を評価
TEMセル 電界結合の影響を最小限にした照射試験を行い、誤動作レベル・妨害排除能力を評価
ストリップライン 線状の導体箔を形成した構造を持つ電磁波を伝達する伝送路
アンテナ近接 車内で使用することが想定される無線機器のアンテナから発生される電波を近接で照射
BCI (束線電流注入) 試験品に接続されたハーネスに強い電磁界ノイズが誘起した際の耐性を評価
磁界イミュニティ 試験品が強い磁界にさらされた際の耐性を評価
ESD (静電破壊試験) 半導体や電子部品が静電気による電気ストレスを受けた場合の破壊耐量を評価