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ブロードモーションセンサ(VP-8013 / VP-8013S)

振動計測装置

ブロードモーションセンサ
(VP-8013 / VP-8013S)

低周波振動から機械振動までを1つでカバー

独自開発したセンサモジュールを採用し、従来測定できなかった広範囲の振動測定を実現させます。

特長

低周波振動(0.04Hz*)から機械振動領域(1000Hz)まで測定可能

さらに微振動の測定には、高感度型のVP-8013Sが最適です。

グラフ

*1:DCから出力しますが、性能確認済範囲は0.04Hz ~1000Hz
*2:IMV製の場合

コンパクト

3方向検出でありながらコンパクトな計測部は、これまで諦めていた場所への取付を可能にします。

  • コンパクト
  • 手のひらに収まるコンパクトサイズ

頑丈

サーボ式加速度センサは衝撃に弱く取り扱いや固定時に注意が必要ですが、ブロードモーションセンサは1000Gの耐衝撃性があり、これまで以上の手軽な計測を実現できます。

耐衝撃 10,000m/s2

ユニバーサルコネクション

電源供給ユニット(VM-0013)は、汎用性の高いMicro USBコネクタから電源を供給できるので場所を選びません。市販のポータブル充電器を接続すればコンセントから電源供給なしでも測定が可能になります。また出力信号はBNCコネクタからのアナログ電圧出力なので、オシロスコープ等の汎用機器への接続も容易です。

  • ユニバーサルコネクション

    Micro USB コネクタで電源入力

  • ユニバーサルコネクション

    ※市販の携帯電話充電用バッテリーを接続した例

用途

低周波

低周波

目で見えるような揺れ、揺らぎを精度良く測定できます。

  • 使用例

    • 建造物/床/煙突/支柱/アンテナ
    • 低速回転機械/ミキサ/遠心分離機/配管振動
    • 低速運転機械/クレーン/建機/コンベア
  • 鉄塔

    鉄塔

  • 配管

    配管

微振動

微振動

通常サーボ式加速度センサで測定する微小かつ長周期(低周波)の振動を測定できます。

  • 使用例(振動により悪影響が出る機械)

    • 半導体製造装置
    • レーザ加工機
    • 精密機械
    • 医療機器
  • 工作機械

    工作機械

機械振動

機械振動
  • 600rpm以上の回転機械の振動評価として普及しているJIS B0906「機械振動-非回転部分における機械振動の測定と評価-一般的指針」での振動数10~1000Hzを管理できます。更に、ミキサなど回転数の遅い回転機械の振動も測定できるだけでなく、機械が設置されている架台や建屋の振動と機械自体の評価を同時に行うこともできる可能性があります。

    • 機械振動
    • 機械振動
  • モーターの機械振動と架台の揺れを想定(イメージ図)

    モータの機械振動と架台の揺れを測定(イメージ図)

アプリケーション

Data Viewer アプリケーション VP8013App

概要

VP DataViewerは、VP-8013とロガーで計測したデータを使い目的に応じた解析を行うためのソフトウェアです。VP-8013の広帯域計測能力と微動計測能力を活かし、これまで1つのセンサでは実現が難しかった様々な解析を行うことが可能です。また、他の計測装置で保存したIMVFWフォーマットの保存ファイルを読込み解析することもできます。

使用例

地面・床の振動評価
  • 建築物の振動に関する居住性能評価で交通による影響は1Hzからの1/3オクターブ加速度分析を用いられます。一方、半導体製造装置等の設置場所の環境振動基準は4Hzからの1/3オクターブ速度分析を用いることが一般的になっています。VP8013Appではこれらの基準ラインを搭載しているので手軽に1/3オクターブ分析し基準と対比することができます。

配管の振動評価
  • 化学プラントなどで配管の固定部における振動評価はSwRI(Southwest Research Institute)が定めた評価基準が用いられることがあります。この基準は1Hzからの変位FFTの分析結果と照会します。VP-8013AppはSwRI評価基準を搭載しFFT結果を直接対比させることができます。

低速回転機械の振動評価
  • 600rpm以下の低速回転機械の主軸アンバランス量は10Hz以下を中心に診断に用います。
    低域振動を手軽に測定できるVP-8013のデータから速やかにFFT分析結果を得ることができます。

画面イメージ

  • 波形表示
    波形表示

    VP-8013の加速度波形からDCカット、BPF設定などを柔軟に設定し、速度・変位波形への変換をサポートを行います。

  • トリパタイト
    トリバタイト

    振動数・変位・速度・加速度の相関表にFFT結果を落としこみます。注目する部分の振動諸源を確認できます。

  • リサージュ
    リサージュ

    2方向の振動データから軌跡を描きます。ポールなど風の影響などを確認するために活用されます。

測定時の接続方法

特長

測定時

・設定が簡単 ・測定時AC電源が不要 ・記録方法が豊富 ・ACアダプタで電源供給すれば仮設可能

解析時

・測定条件をGL980のデータから自動読み込み ・CSV形式出力可能

測定時の接続方法

外形図

加速度ピックアップ(VP-8013/VP-8013S)

電源供給ユニット (VM-8013)※VP-8013/ VP-8013S共通

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