JAXAにて、振動試験設備更新を受注
当社は、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)が保有する大型振動試験設備の更新案件について、主契約者である三菱重工機械システム株式会社より受注しましたのでお知らせいたします。
本案件は、既存の振動試験設備を構成する電力増幅器(アンプ)、システム制御部および振動制御部を更新する大型案件です。振動制御部には、当社製の振動制御器「K2+」を採用します。
宇宙関連機の信頼性を地上で確認する「振動試験」
人工衛星やロケット、その搭載機器は、打上げ時に大きな振動を受けます。
宇宙空間へ送り出された後に修理することが難しい宇宙関連機器にとって、打上げ前に地上で振動環境を再現し、機器や構造がその環境に耐えられることを確認することは、信頼性を確保するうえで重要な工程のひとつです。
JAXAでは、こうした宇宙関連機器の開発・評価に用いるさまざまな環境試験設備を保有し、ロケット打上げ時の振動や音響、衝撃、宇宙空間の真空・熱環境などを地上で再現しています。
今回更新するJAXAの大型振動試験設備は、最大8トンの供試体を搭載でき、垂直方向800kNの加振能力を有する、動電型加振機として国内最大級の加振性能を持つ設備です。今回は、これらのうち電力増幅器、システム制御部、振動制御部を総合的に更新します。
振動制御部には、当社の高性能振動制御器「K2+」を採用。試験条件に応じて加振機の振動を制御し、求められる振動環境を忠実に再現する重要な役割を担います。
長期間にわたり使用される大規模な試験設備では、単に機器を入れ替えるだけではなく、既存設備との適合性や安全性、今後の保守・メンテナンスなども考慮した更新が求められます。本案件においてIMVが選ばれた背景には、振動試験の専門メーカーとして培ってきた高度な設計能力と製造・技術力、そして設備全体を最適に統合・運用保守できる総合力が評価された点にあります。
今後もIMVは、国内のみならず全世界における宇宙関連技術の信頼性向上と宇宙産業の発展に貢献してまいります。
なお、本件の売上計上は2028年9月期を予定しており、当期の連結業績に与える影響は軽微です。