Case study 事例

車載コネクタ端子圧着部の信頼性評価試験

  • 温湿度試験
  • 振動試験事例
  • 複合試験(正弦波&ランダム)
  • ランダム試験

車載用コネクタにおける端子圧着部の品質は、車両の電装システム全体の信頼性を左右する極めて重要な要素です。初期の圧着状態の確認から、過酷な環境下での耐久性評価まで、トータルに実施した事例をご紹介します。

試験の目的

車載用コネクタに使用される端子圧着部において、設計通りの圧縮率・形状が確保されているかを検証するとともに、長期使用時を想定した各種ストレス(熱・振動・屈曲)に対する電気的・機械的特性の変化を確認し、製品の信頼性を評価します。

試験項目および内容

初期状態の「構造評価」と、環境負荷を与えた後の「耐久評価」の両面からアプローチしました。

構造・初期性能評価

圧着部断面観察

圧着部をカット・研磨し、マイクロスコープ等を用いて圧縮率クリンプ形状に異常がないかを確認します。

機械特性測定

端子圧着部の引張強度を測定し、物理的な保持力を確認します。

電気特性測定

圧着部の接触抵抗値を測定し、導通性能の初期値を把握します。

環境・耐久性評価

各種試験機を用い、車載環境で想定されるストレスを再現した後の特性変化を確認します。

試験カテゴリ使用装置・試験内容
熱ストレス評価熱衝撃試験(サーマルショック)、高温放置試験を実施。急激な温度変化や連続高温下での膨張・収縮による接触抵抗の増大を検証します。
環境耐久試験恒温槽・複合環境試験機を使用。温度・湿度を組み合わせた環境下での劣化具合を確認します。
物理的ストレス評価高温屈曲試験、振動試験(正弦波・ランダム波)を実施。配線の取り回しや走行時の振動による断線、接触不良の有無を確認します。

試験内容

本試験では、以下の装置および条件を用いて評価を実施しました。

実施試験:耐久試験、正弦波試験、ランダム試験、コネクタ評価試験

使用装置:熱衝撃試験機、、恒温槽、複合環境試験機(温湿度・振動複合等)

IMVのコネクタ評価試験サービス

近年、自動車の電動化(EV)や自動運転技術の進展により、コネクタにはかつてないほどの高信頼性が求められています。デバイスの小型化・高密度化が進む中で、わずかな接触不良や端子の変形が、システム全体の致命的な故障やリコールへと直結するリスクを孕んでいるからです。

IMVのコネクタ評価サービスでは、JIS/IECなどの国際規格に準拠した試験から社内規格まで、専門エンジニアが検証をサポートします。

単なる試験データの提供に留まらず、不具合発生時の原因究明から対策アドバイスまで、お客様の製品品質を支えるパートナーとして、ワンストップの受託試験ソリューションを提供いたします。

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