振動試験装置「A74」が進化 ―300kNの衝撃加振力を実現
汎用型振動試験装置「A74」は、当社が独自に開発した新しい電力増幅器用パワーモジュールを搭載し、ショック試験性能を大幅に向上しました。
これにより、A74/EM10HAGモデルでは最大300 kNのショック加振力を3.5m/sの速度で実現しました。
High Velocity Shock Optionにより、4.6m/sの高速度試験にも対応できるのは世界でもIMVのみとなります。
従来、ショック加振力300kNという過酷な試験条件を実現するには、大型の水冷式振動試験装置(K125クラス)が必要となっておりました。
しかし、進化した「A74」は空冷式のまま高衝撃加振力かつ高速度を達成したことにより、
水冷式で不可欠であった屋外の冷却塔(クーリングタワー)や大掛かりな配管工事などの付帯設備が不要となります。
これにより、お客様のインフラ整備にかかるコストや工期負担を大幅に軽減します。
また、空冷式振動試験装置は、水冷式と比較して装置本体の納期が短縮されるとともに、電力増幅器が従来の4筐体から2筐体へと半減するため、
限られた試験室内の設置スペースを有効活用できる、圧倒的なコンパクト化も実現しました。
これらの性能向上により、防衛機器(MIL規格対応)、EVバッテリー、電動モーター、急速充電器、人工衛星関連機器など、
より厳しい条件での信頼性評価が求められる分野への対応力を強化しました。
IMVは今後も振動試験技術の進化を通じて、製品の安全性・信頼性向上に貢献してまいります。

▽対象機種
Aシリーズ振動試験装置
A74/EM6HAG、A74/EM10HAG
▽主なアップデート内容
・最大ショック加振力
A74/EM6HAG:148kN → 180kN
A74/EM10HAG:222kN → 300kN(K125相当)
・最大ショック速度
2.5m/s → 3.5m/s
・最大ショック速度(High Velocity Shock Option使用時)
3.5m/s → 4.6m/s
A74/EM6HAGの性能向上により従来のEM8HAGクラスを廃止し、ラインナップを2機種に最適化しました。
製品ページはこちら:https://we-are-imv.com/business/products/item/vibrationtest-aseries/