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今更聞けない「振動試験機選定(正弦波編)」

本日は今更聞けない「振動試験機選定(正弦波編)」をお届けします!

振動試験を実施する上で、試験機選択に必要な項目を理解しておくことは非常に重要です。

この違いを誤ると購入した試験機で、過大、もしくは過小試験を引き起こすことがあります。

今回も、なんとなく理解しているけど、うまく説明できない。

ちゃんと知っておきたい!という方のために、コラム形式でお届けします。

それでは早速説明します!

そもそも振動試験機の選定には、

試験条件から「加振力」「加速度」「速度」「変位」の各最大値を計算し、

これらが試験機の性能以下であることを確認する必要があります。

では早速、例題を用いて必要な性能を確認していきましょう!

試験条件は5~11.25Hzで20mmp-p、11.25~500Hzで100m/s2
試験品の質量は取り付け治具も含めて50kgとします。

最大加振力は質量50kgと加速度100m/s2をかけて5kNが求まります。

次に速度ですが、加速度を2πfで割る事で求まりますので、

100を70.6858で割ると1.41m/sとなります。

弊社の振動試験機で5kNに近い加振力を有するのがA11というシステムです。

A11の可動部質量(11kg)を含めて再度加振力の計算を行うと、質量50kgに可動部質量11kgを足して、

加速度100m/s2を掛けると6.1kNが必要になります。

A11の最大加振力は11kNなので、加振力は仕様を満たしている事になります。

次に速度ですが、A11の最大速度は2m/sで先ほど求めた速度1.41m/s以上なので、

速度についても仕様を満たしています。

最後に変位ですが、A11の最大変位は51mmp-p、試験条件の20mmp-p以上なので、

変位についても仕様を満たしており、A11であれば、この試験条件での試験が可能です。

まとめ
試験条件に対して「加振力」「加速度」「速度」「変位」の各最大値を計算し、
これらが試験機の性能以下であることを確認して試験機の選定を行います。

これらの説明をグラフや表を用いてより詳しく説明した動画を4000円でご用意しております。

サンプル動画を以下よりご覧いただけますので、この機会にぜひご視聴ください!

動画の購入はこちら

第3章振動試験用語_サンプル動画

(18秒あたりから正弦波の試験機選定について説明しています!)

いかがでしたか?今回の紹介は以上となります。

次回は、今更聞けない「振動試験機選定(ランダム波編)」を紹介予定です!

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最後までお読みいただきありがとうございました。

本日の紹介は以上です。今後ともなにとぞよろしくお願いいたします。

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