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今更聞けない「振動試験機選定(ランダム波試験編)」

本日は今更聞けない今更聞けない「振動試験機選定(ランダム波試験編)」をお届けします!

振動試験を実施する上で、試験機選択に必要な項目を理解しておくことは非常に重要です。
この違いを誤ると購入した試験機で、過大、もしくは過小試験を引き起こすことがあります。

今回も、なんとなく理解しているけど、うまく説明できない。

ちゃんと知っておきたい!という方のために、コラム形式でお届けします。

それでは早速説明します!

そもそも振動試験機の選定には、

試験条件から「加振力」「加速度」「速度」「変位」の各最大値を計算し、

これらが試験機の性能以下であることを確認する必要があります。

ランダム波試験の場合は、少し複雑となりますが、考え方は同じで

加速度、速度、変位が仕様を満たしているかどうかを確認します。

但し、ランダム波試験の場合は試験条件として実効値で指定されます。

仕様表に記載されているピーク値とは異なりますので、

比較する際には実効値をピーク値に換算する必要があります。

速度を比較する場合は試験条件として指定されている値を3倍した値と試験機の最大速度の値を比較し、

変位を比較する場合は試験条件として指定されている値を3.5倍した値と

試験機の最大変位の値を比較します。

またランダム波振動を行う場合の定格値はISO5344で指定されているPSDパターンを実行する上で

最適化した形で設計されているため、ISO5344で定義されているPSDパターン以外の条件で

試験を実施する場合には定格値に補正係数を掛ける必要があります。

これを等価バンド幅補正と呼びます。詳しくは動画で解説しています。

まとめ
正弦波試験同様、試験条件に対して加速度、速度、変位が仕様を満たしているかどうかを確認しますが、
ランダム波試験では試験条件で指定された加振力の概算値では等価バンド幅補正という考えを用いて
計算する必要があります。

等価バンド幅についての説明をグラフや表を用いて詳しく説明した動画を4000円でご用意しております。

サンプル動画を以下よりご覧いただけますので、この機会にぜひご視聴ください!

動画の購入はこちら


https://vimeo.com/ondemand/249639/

第3章振動試験用語_サンプル動画

(54秒あたりから等価バンド幅の概念を用いた概算値を求める例について説明しています!)


https://www.youtube.com/watch?v=Yt5f_zaXuj8&t=16s

いかがでしたか?今回の紹介は以上となります。

次回は、今更聞けない「振動試験機選定(衝撃波試験編)」を紹介予定です!

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最後までお読みいただきありがとうございました。

本日の紹介は以上です。今後ともなにとぞよろしくお願いいたします。

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