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今更聞けない「振動試験機選定(衝撃波試験編)」

本日は今更聞けない「振動試験機選定(衝撃波試験編)」をお届けします!

振動試験を実施する上で、試験機選択に必要な項目を理解しておくことは非常に重要です。

この違いを誤ると購入した試験機で、過大、もしくは過小試験を引き起こすことがあります。

今回も、なんとなく理解しているけど、うまく説明できない。

ちゃんと知っておきたい!という方のために、コラム形式でお届けします。

それでは早速説明します!

そもそも振動試験機の選定には、
試験条件から「加振力」「加速度」「速度」「変位」の各最大値を計算し、
これらが試験機の性能以下であることを確認する必要があります。

衝撃波振動試験の場合も同様に、加速度、速度、変位が仕様を満たしているかどうかを確認します。

衝撃波振動試験を行う際にハーフサイン波を使用する場合が多いですが、

その際にそのままハーフサイン波を目標波形として指定すると、試験終了時点での速度及び

変位はゼロにはならないので、地球上では試験を行うことができない事になります。

従って速度、変位が試験終了時にゼロになるように、加速度波形に加速度波形を積分した値と

同じ大きさのマイナスの成分を波形に付加し速度、変位をゼロになるよう加工を行います。

このように速度、変位をゼロにするために付加される波形を「補償波」と呼びます。

この「補償波」は各規格で指定されている許容幅の範囲内に収まるように付加する必要がありますので、

規格によって試験を行う上で必要となる速度、変位が変わる事になる事を理解しておく必要があります。

まとめ
正弦波試験同様、試験条件に対して加速度、速度、変位が仕様を満たしているかどうかを確認しますが、
衝撃波試験では「補償波」という概念が存在し、それは規格によって付加する位置や形が異なります。

「補償波」の概念や、規格による付加方法についての説明をグラフや表を用いてより詳しく説明した動画を4000円でご用意しております。

サンプル動画を以下よりご覧いただけますので、この機会にぜひご視聴ください!

動画の購入はこちら

第3章振動試験用語_サンプル動画

(60秒あたりからハーフサインの各値の求め方と補償波の概念を用いた概算値を求める例について説明しています!)

いかがでしたか?今回の紹介は以上となります。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

本日の紹介は以上です。今後ともなにとぞよろしくお願いいたします。

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